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彼はなぜ傷を癒し続けるのだろうか? 寂れた街のアメリカンダイナーで出会ったアサトとタケオ。 タケオがアサトの秘密を知ったときから、友情は始まった……。 ある日、街にやってきたばかりのアサト(小池徹平)と、常連客で街の工場で働いているタケオ(玉木宏)は出会った。アサトがテーブルの塩のビンを手も触れずに引き寄せるのを見たタケオが興味を持って話しかけたのだ。顔立ちにどこか幼いところがあり、性格も内気なアサト。夢も希望もなく、過去、傷害罪で捕まったこともあるほど荒んだ生活を送っているタケオ。一見、共通点のない2人だったが、街のチンピラに絡まれたアサトをタケオが救ったことから、友情で結ばれていく。しかし、アサトには特殊な能力を持っているという秘密があった。そしてもうひとつ、ある事情で保護観察下に置かれていたのだ。アサトはタケオの身体の傷を自分に移したことをきっかけに、人の傷を自分に移すことができることに気付く……。「傷の深さも痛みも半分ずつ」「二人で割ってはんぶんこだね」「人の涙ではなく、笑顔を見たい」。アサト達は、ダイナーで働く、顔に傷を負った女性シホ(栗山千明)と仲良くなり、3人で笑い合う日々が続いた。しかし背負った過去から逃れるかのように怪我を負った人の傷も、子供たちの傷も、自らの身体に移し続ける。徐々に全身傷だらけになっていくアサト。タケオの制止を聞き入れず、治療できない傷まで自分の身体に移す。明るい笑顔と外見のなかで、自分の心をさらに痛めつける様なアサト。それでは本当の心の傷は治せないと考えたタケオは、ひとつの解決法を提示するのだった。アサトとタケオ、そしてシホの揺れ動く関係。だが、アサトとタケオに、それぞれが抱える心の傷と向き合う瞬間が訪れ……。 |
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